春の目のかゆみには要注意

~季節性アレルギー性結膜炎~

 

「春に目がかゆい」と思うことはありませんか?特定の時期、1月から4月に目のかゆみや充血が見られる季節性アレルギー性結膜炎は、スギやヒノキの花粉による病気です。

 

目の症状だけでなく、全身のだるさなどにも要注意

スギ花粉は、年初から飛散がはじまり、3、4月にピークを迎えます。ヒノキは、スギの後にピークを迎えます。花粉が飛びやすいのは、晴れていて気温の高い日、湿度が低く風の強い日、雨の翌日などです。また一日の中では、11~15時頃や、夕方から日没にかけてが飛散しやすいと言われています。

 

 

なぜ花粉によるアレルギー症状が起こるかというと、目に入り込んだ花粉が異物(アレルゲン)として認識されることで、目の中で過剰な免疫反応を起こすからです。花粉=異物を体外に排出しようとするときに起こる免疫反応(アレルギー反応)が、目のかゆみや充血となって現れるのです。

 

症状としては、その他に頭がぼーっとしたり、口が乾いたり、全身にだるさを感じるなどもあります。 元々、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患がある人は、症状の悪化に注意しましょう。

 

花粉との接触を避ける対策をしっかり 

最も重要な対策は、花粉との接触を極力避けること。外出時には、帽子をかぶり、ゴーグル型の眼鏡で目をしっかり守り、マスクを着用しましょう。また、屋内に花粉が入り込むのを防ぐために、窓やドアを開けっぱなしにせず、布団や洗濯物を外に干さず、乾燥機などを用いるようにします。

 

コンタクトレンズを使っている人は、この時期に関しては使い捨てタイプにするか、眼鏡を使用するようにしましょう。コンタクトレンズについては、使い捨てタイプであっても使用時間を短くすることをおすすめします。

 

もし目がかゆくなったら、保冷材などで目を冷やすか、人口涙液などで花粉を洗い流すようにしましょう。

 

 

 

いずれにしても、バランスの良い食事と規則正しい生活、そして十分な睡眠をとることが重要です。

 

点眼薬は医師の指示を守って服用

アレルギー性結膜炎の治療には、主に3種類の点眼薬(目薬)が使われます。アレルギー症状を起こす物質を出さないようにする「メディエーター遊離抑制薬」、血管や神経の受容体にアレルギー症状を起こす物質がくっつかないように花粉をブロックする「ヒスタミンH1受容体拮抗薬」、炎症を抑える「ステロイド薬」です。

 

点眼するときは、点眼薬のボトルの先端が目やまつ毛に触れないように注意しましょう。そして、点眼したら目を閉じるか、目頭を軽く押さえます。複数の点眼薬を使うときは、5分以上の間隔をあけて点眼します。

 

少し症状が和らいだからといって点眼をやめるのではなく、花粉が飛んでいる間は続けてください。自己判断せず、医師の指示に従って治療することが必須です。

 

春になって目のかゆみを感じたら、季節性アレルギー性結膜炎の可能性があります。眼科で専門医に相談しましょう。

 

参考資料: 「春に目のかゆみでお悩みのみなさまへ    季節性アレルギー性結膜炎」

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