視覚障がい者のための福祉機器展

~第17回アイフェスタinちば 参加レポート~

視覚障がい者のための福祉機器展 Image

 

5月19日(日)に千葉市ハーモニープラザで行われた「アイフェスタinちば」では、見て・触って・試せる福祉機器の紹介やサポートサービスについての相談、同じ悩みを持つ人同士の交流など、当事者目線のプログラムが数多くありました。

 

読むこと・見ることを支える多種多様な機器

1階のメイン会場では、数々の機器をそろえたブースが並びました。拡大読書器、メガネ・ルーペ、パソコン・ソフトウェア、便利グッズといったグループごとに展示され、各社の担当者より丁寧な説明を受けることができました。

 

拡大読書器は、音声が出るものを中心に、携帯できるタイプの機器も出展されていました。またルーペや遮光眼鏡など、それぞれの必要性と用途に合ったものがあり、参加者は一つ一つを手にとって確かめていました。

 

音声時計のコーナーでは、ロービジョンの方にも見やすい時計とともに、音声時計も数種類展示されていました。担当者によると、時計を見るのが面倒という高齢者の方や、見た目は普通の時計がいいという方が増えてきて、音声時計のニーズが高まっているとのこと。ベルトも好きな色に変えられるので、時間を知るためのだけではなく、オシャレなアイテムとしても喜ばれているそうです。

 

 Low Vision Watch GRUS

 

社会とつながるためのサポートはたくさんある

特別出展として、東日本盲導犬協会や千葉市視覚障害協会などの協会、また日本で唯一の視覚・聴覚障がい者のための教育機関である筑波技術大学もブースをかまえていました。

 

見えない、聞こえない方にとっては、人と一緒に外に出て言葉をやりとりすることが自立生活の第一歩であることがわかりました。

 

盲導犬の担当者にお話を伺ったところ、盲導犬は育成に時間がかかり、利用者とのマッチングも慎重に行うことが必要で、求める人と頭数の差が埋まらないという苦労があるとのこと。こういったイベントで支援者が増えることによって活動が前進するそうです。  

 

 Guide dog

 

また千葉盲ろう者友の会のブースでは、言葉による表現には点字・手話・指文字・手書き文字(手のひらなどに書く文字)・指点字(相手の指先に、指で点字を打つこと)などさまざまなものがあり、その方の状況に応じて使い分けるという話がありました。

 

新しいことを始めるための第一歩

その他、相談コーナーや体験コーナーもありました。中でも、音の出る球を二人一組のチームで卓球のように打ち合うサウンドテーブルテニス体験では、見える人も見えない人・見えにくい人も一緒に楽しめるので、初めて会った人同士でも和気あいあいとゲームが行われていました。

 

マッサージやヨガ、ネイルサロンや美容相談など、一人では敷居が高く感じることもある体験もこの場でいろいろ試せました。そういった点もこのようなイベントの利点です。

 

午前10時の開場に合わせて多く人が訪れた本イベント。最寄り駅ではボランティアの方がバス乗り場に誘導し、会場内でも積極的に声をかけて案内するなど、参加者の立場に立ったサポートが際立ちました。このようなイベントは各地で開催されているようです。

 

次の新しい一歩につながる情報を、この「見えるよろこび」でも随時レポートしていきます。

 

第17回アイフェスタinちば http://www.jrps.org/chiba/local/aifesuta.html

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