本のある暮らしを楽しむ

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読書の秋です。加齢黄斑変性症と診断された時、「読書」が頭に浮かぶ人も多いかもしれません。読もうとする単語がぼやけていることに気付き、「最新のベストセラーやミステリー小説を読むことができないという現実を直視することが出来なかった」と振り返る患者さんもいます。

 

しかし、現在は、新たな技術の登場により、目が見えにくい人も読書を楽しむことができるようになりました。今回は、一流の眼科医や作業療法士のアドバイスを集め、最新の製品やサービスをご紹介します。もっと読書を楽しめるようになるでしょう。

 

 1. オーディオブック

多くの本が、オーディオ用バージョンで販売されており、MP3プレイヤー、タブレット、コンピューター、および携帯電話にダウンロードし楽しむことができます。眼科医も、「オーディオブックは非常に多くの機器で聞けるため、『何かをしながら』や『移動中』に本を楽しむことができます。」と評価しています。

 

2. 電子書籍

技術が高度化し、この数年で電子ブックリーダーや電子書籍の市場が飛躍的に成長しました。電子書籍を電子ブックリーダー機器にダウンロードし、機器の設定をその人の見え方に合わせて変更することができます。電子書籍は、文字サイズを大きくしたり、画面コントラストなどの設定を調整できるため、若干目が見えにくく、今後悪化する恐れのある方にとっても、よい選択肢の一つとなり得ます。

 

3. 拡大印刷と画面拡大鏡

新聞やお気に入りの雑誌を読むのは、目が見えにくいと難しくなる場合がありますが、出版物の多くはオンライン版を提供していますので、文字サイズをご自身に合わせて簡単に拡大することができます。一部のウェブサイトはこの機能をサイト自体に搭載しています。

ウェブサイトにこれらの設定がない場合でも、画面を拡大することにより簡単に文字サイズを拡大することができます。また、パソコンやタブレットなどの多くには、画面を拡大するためのソフトウェアを含む、アクセシビリティ機能が搭載されています。お使いの機器に画面拡大機能がない場合には、別途ソフトウェアをダウンロードし、コンピューターにインストールすることができます。設定変更方法については、AppleのアクセシビリティMicrosoftのアクセシビリティのウェブサイトに詳しく紹介されています。

 

4. 図書館                                                                                

多くの図書館では、目の見えにくい読書家の方にも十分に対応し、オーディオブックの提供や、拡大印刷された書籍を提供しています。また、特別な書籍の発注や、コンピューターの使い方および講座への入会を支援している図書館もあります。

図書館の利用者からは、「本の種類が実に幅広いことと、自身で電子ブックリーダーを持っていて、最新の本を読むことができて満足です」との声が聞かれます。

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